木枯し紋次郎 (一) 赦免花は散った
「あっしには関わりのねえことでござんす・・・」の名セリフと共に、
テレビドラマや映画で親しまれた名作時代小説『木枯し紋次郎』、第1巻が待望のオーディオブック化!
三度笠に汚れた道中合羽、手甲脚絆。頑丈一辺倒の長脇差とトレードマークの長い楊枝。
天涯孤独の身で流浪し、行く先々で事件に遭遇しては去っていく紋次郎の物語の始まりを、じっくりとお楽しみください。
「人間には一生に一度や二度、計算に合わなくてもやらなればならねえことがあるもんだ」
三度笠に汚れた道中合羽、手甲脚絆。頑丈一辺倒の長脇差とトレードマークの長い楊枝。
……幼馴染みの兄弟分に裏切られ、罠におちた紋次郎の頬の刀傷がひきつった。
くわえ楊枝が震えて、木枯しに似た乾いた音が、高く鋭く鳴った。
時代小説のスーパー・ヒーロー、待望の登場。
テレビシリーズをご覧になったことがある方も、まだ見たことがないという方も、長く愛される人気時代小説シリーズの主人公・紋次郎の物語の始まりを描いた第1巻をぜひじっくりとお楽しみください。
木枯し紋次郎 (二)女人講の闇を裂く
「あっしには関わりのねえことでござんす・・・」の名セリフと共に、
テレビドラマや映画で親しまれた名作時代小説『木枯し紋次郎』、第2巻。
貧しい農家の六番目に生まれた紋次郎は、母親の手で間引きされる運命だった。
姉のお光の機転で救われた幼い命は、しかし孤独と虚無を育んでいった。
…人を頼るから裏切られる。頼られてしまえば裏切ることもある。
ならばいっそ何事にも関わりを持たず独りのほうがいい。
くわえた楊枝が木枯しに似た音を出す。
木枯し紋次郎の孤独な旅は、まだ始まったばかりだ。
縁は異なもの
名だたる文筆家が登場する、文藝春秋の文化講演会。
『木枯らし紋次郎』原作者・笹沢左保の人生は、小説よりも波乱万丈。殺人未遂、交通事故、心中未遂、電車事故…。演題「縁は異なもの」が有無を言わせぬ説得力をもって迫る、驚愕の講演。(1988年10月21日 大牟田市文化会館 菊池寛生誕記念百周年記念講演会より)
<内容>●偶然こそ宿命 ●どう考えても交通事故 ●死ねない死にたくない ●父と母と日本刀
文藝春秋の文化講演会は、文学談や執筆秘話に人生論も交え、含蓄と味わい深い講演があなたの生き方に豊かさと彩りを添えます。
オーディオブックは耳で聴く本。
ナレーターが本を読み上げてくれるので、目を使わずに読書を楽しめます。