アグネス・ラム1956年5月21日、ハワイ州オアフ島に生まれ。高校時代に「ミスUSA」ハワイ代表に選出されるが、当時18歳未満だったためタイトルを返上。卒業後にスカウトされ日本へ渡り、1975年に初上陸した。

雑誌「non-no」のモデルとして活動を開始し、グリコやコダックの広告に出演。ライオン“ミンキー”のCMで国民的な人気を獲得し、翌1976年には日本中がアグネス・ラム一色となる。旭化成、クラリオン、コカコーラ、資生堂、象印、トヨタ自動車、ダイハツ工業など計9社とCM契約を結び、社会現象級の存在となった。とくにダイハツの新型車CM放送後には、受注台数が月間目標の2倍以上になるという影響力を示した。

CMや雑誌グラビアの表紙を飾り続け、時代の象徴となった彼女だが、ブームの絶頂で日本のメディアから突然姿を消し、そのまま“伝説の存在”として語られるようになる。

一方で、近年はアーカイブ的価値が高まっており、再評価の動きが続いている。2017年には、1974年に撮影されたポジフィルムから多数の未発表カットを収録した写真集『1974 Memories』が刊行され、東京で写真展も開催され話題を呼んだ。さらに2019年には、18歳当時の未公開写真を収めたデジタル写真集『アグネス・ラム 砂浜の恋人』が発売され、往年のファンのみならず新たな世代にも注目を集めている。

アグネスラム作品集

デビューから半世紀近くが経った現在も、その存在感は色あせることなく、グラビア文化を語るうえで欠かせない“永遠のアイコン”として輝き続けている。

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