The Story of Lonely Dog
アイヴァン・クラーク、スチュ・デュヴァル共著「ロンリードッグ」について
ハウンドサイド孤児院に置き去りにされた仔犬。どこか独り者で、やがてロンリードッグのあだ名でよばれるようになった。
孤児院の中で、スーツ姿をきめこむ、風変りもの。その彼にはロックミュージシャンの才が秘められていた。
だがここは犬族が猫族に隷属するアルヴァリジアの世界。紆余曲折をへて、やがて名声を勝ち得たロンリー。
はたして思いびとのケルジーや、兄貴分のブロンソンとの再会はかなうのか。

Ivan Clarke
著者略歴
アイヴァン・クラーク
ニュージーランド、クイーンズタウン在住。
ロンリー・ドッグの世界は、このクラークの郷里の地に着想を得ている。
父親の背中を見て画家のまねごとをしはじめ、11歳ですでに絵を売る。その買い手の多くは、作者がまだ子どもだとはまったく気づかなかったという。
その後、家業をついで、看板を書き、イラスト業、商業美術を請け負う仕事に従事。
家族旅行の際に連れて行けなかった飼い犬を思い浮かべて生まれたのが、「ロンリードッグ」の寓話である。
「ロンリードッグ」の作品は現在、200点以上に及ぶ壮大なコレクションとなっており、一部は地元やアメリカのギャラリーで展示・販売されている。

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